愛知県豊田市にある障害者福祉施設「無門福祉会」。すべての人、人と人の間に門や垣根がない社会を目指して1987年に創立されて以来、自然栽培やカフェ経営など多種多様な活動をしています。設立30年を目前とした2015年。拡大した組織と活動内容に合わせて、ロゴマーク、名刺、封筒、公用車、ポスター、ホームページのデザインをさせていただきました。
「無門」という、多様性を認め、お互いに活かされあうことで、全ての人があたりまえの幸せを手にいれるという理念を、門が開かれることで生まれる個性達のきらめきによってデザインをしています。
組織にいると名前だけを入れ替えて配布されやすい名刺も、40色に渡るカラーパターンの中から自分を表す色を本人が選ぶことで、組織に入って最初の「きらめき」を発揮できるようにしています。
さらに、本人が選んだ名刺を持つことで、拡大する組織の中でも自主性と責任感を育てるねらいがあります。
ホームページでは、門が無いという透明性を示唆するように、活動を4つのカテゴリーに分け、各カテゴリーの近況をSNSによって常に開示できるようにしています。外部の人でも敷居の低いソーシャルメディアを活用することで、閉ざされた組織ではなく、開かれた組織として人々とコミュニケーションが図れます。
"MUMON FUKUSHIKAI Social Welfare Corporation"
2015
Role: Creative director / Art director / Web director / Designer
Masaru Eguchi was in charge of these roles when he was in his previous company "LANDMARK co.,ltd.".
Client: MUMON FUKUSHIKAI Social Welfare Corporation